2021年8月6日更新
みなさんこんにちは。
本日は現役管理栄養士の筆者が、ブロッコリーのすばらしい栄養素についてお教えしたいと思います♪
栄養がある野菜ってどんなものがありますか?
管理栄養士として勤務していた時、実際に患者さんから聞かれた質問です。
野菜にも種類がたくさんあり、さまざまな栄養素を含むのでどれがいちばん良いとは一概には言えませんが、
ブロッコリーは野菜の中でもビタミン、ミネラルが豊富で、迷ったらこれを食べればまちがいなし!といっても過言ではありません。
実際筆者もほぼ毎日、三食のうち一食の中にはなるべく取り入れている野菜です!
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ブロッコリーの栄養成分
ブロッコリーは緑黄色野菜のひとつであり、実はみなさんが食べている茎の上のふさふさした部分は花なんです。
粒々の花のつぼみを食用としています。
日本食品栄養成分表に記載されているカロリーは
100gあたり 33kcal
一房(約15g] 5kcal
低カロリーなのも嬉しいポイントですね。
カロリーだけでなく、注目すべきブロッコリーの栄養素はビタミン、ミネラルなどの機能性成分がたっぷり含まれていることです♪
特に多いものをピックアップし、どんな効果があるのか紹介しましょう。
ビタミンE
抗酸化作用があり、酸化を防ぎます。
また血流を改善し血をサラサラにします。
ビタミンK
血液凝固に働き、バランスをとります。
またカルシウムを骨に取り込むことが期待されます。
ビタミンC
コラーゲンの合成、抗酸化作用、鉄の吸収をサポートする、ストレス軽減などさまざまな働きがあります。
葉酸
正常な赤血球を作るのに不可欠。
胎児、新生児の健康な発育にも関わります。
カリウム
ナトリウムとのバランスを調整し細胞内の水分、ミネラルの量を調整します。
エネルギーの代謝をスムーズにする力もあります。
他にもカルシウム、鉄なども含まれており、さまざまな野菜の中でも比較的優れた栄養素が豊富に含まれています。
中でもビタミンCはより多く、約1/3株食べると1日の推奨量を取ることができるなんて、びっくりですよね。
食物繊維
また、ブロッコリーには100gあたり(小房に切ると5〜6房の量)食物繊維が5g含まれており、成人女性の一日の推奨量の1/4以上とることができます。
繊維があることで食べ終わると満腹中枢が働き、膨満感が得られることも嬉しいメリットですね。
食物繊維が豊富だと腸内環境を整えてくれ、便秘予防につながります。
また血糖値、血中コレステロール値の抑制も期待ができるなど良いことばかり!
スルフォラファン
ブロッコリーにはスルフォラファンという辛味成分が含まれているのですが、こちらも注目の栄養素なんです。
抗酸化作用、解毒力が高く、免疫力を高める効果が期待できます。
さらに老化の防止や美肌効果まであるといわれており、女性にとってもぜひ摂取したい成分ですね。
ちなみにスルフォラファンは新芽(スプラウト)に多く、30〜50倍の量が含まれています。
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まとめ
たくさんの栄養素があり毎日でも食べたいブロッコリー。
最後により良い保存方法をお伝えしましょう。
ブロッコリーは黄色く変色しやすく、買ったらすぐに食べ切るのが好ましいです。
冷蔵保存する場合は茎を下にしてラップで包むと色が変わりにくいでしょう。
冷凍保存する場合は、小房に切って茹でてから保存しましょう。
ブロッコリーは年中スーパーに売られていることで日常的にも取り入れやすい野菜です。
ぜひ、明日から食卓が寂しいときは一品に。ブロッコリーを並べてみてはいかがでしょうか。